これまでにない変化が始まる2021年からの「風の時代」をどう生きるか

夢・自己実現

今、星の流れでいうと、大きな大きな変革期を迎えつつあります。

西洋占星術では、2020年12月22日に土星と木星が水瓶座で出合うグレートコンジャンクションが起こり、これまでの「土の時代」から「風の時代」へと、大きく時代が変わっていくといわれています。

そして、この風の時代は、今から約200年続くので、現在地球上に生きる人はみな、良きにつけ悪しきにつけ、土の時代から風の時代の変化の影響を大きく受けることになるのですね。

そこで、2021年から始まる風の時代を心地よく生きるために、土の時代と風の時代の違いを比べながら、今から変化の波に乗る準備を始めましょう。

これまで200年続いた「土の時代」とはどんな時代だったのか

西洋占星術で言うところの「土の時代」というのは、火、土、風、水の4つの元素のうちの土の元素の特徴をもつ牡牛座、乙女座、山羊座の3つの星座において、グレートコンジャンクション(以下グレコン)が起こったことからつけられています。

つまりはここ200年の間は、一回の例外を除き、20年ごとのグレコンはすべて牡牛座、乙女座、山羊座の星座で起きているわけです。

そこで、土の時代がどんな時代だったのかを考察する前に、まずはこの3つの星座の人々が持つ資質をもとに、土という元素の特徴に着目してみましょう。

土の元素の特徴

  • 目に見えるもの
  • 形あるもの
  • コツコツ時間をかける
  • 動かないで様子見する傾向
  • 権威やうんちくや名誉を求める傾向
  • 上下など縦の関係
  • 土着やグラウンディングできている
  • 安心・安全・堅固を好む好き
  • 変化を避け、進むスピードもゆっくり

これを踏まえた上で、私たちにどんな変化が起こるのかを知るためにも、まずはこれまで200年どんな時代を生きてきたのか、その土の時代を振り返ってみましょう。

約200年続いた「土の時代」を振り返り

土の時代の特徴を表す代表といえるものに、イギリスの産業革命があります。

土の時代の始まりと時を同じくして起こった産業革命により、家の近くで働くことから、工場に集まり、機械を使って、物を大量に生産して売るということが、大規模に行われるようになります。

「ものづくり」というものが、家庭内手工業から産業化していくという大変化です。その流れで、資本家と労働者階級という階層ができ、資本主義社会が確立されていきます。

一方、日本でも1868年から明治時代となり、西欧諸国をお手本に産業を発展させていくという道筋を辿ります。

そのために、鉄道を敷き、高速道路も建設し、さまざまなインフラも整備し、国としての基礎固めをしながら、高度成長期を迎えます。

そこで、会社という組織が、終身雇用・年功序列という、安心で安定的な日本型雇用を実現したことで、国民の多くが一定の物質的豊かさを手に入れる一億総中流化という言葉も生まれました。

ちなみに、この会社が福利厚生まで用意してくれ、家族のように面倒を見てくれるというシステムは、とても日本人にマッチしたものだったことは、高度成長期とその後のバブルの時代に、土地の価格だけを見たら米国全土を買えるほどの経済発展を遂げたことでも明らかです。

「風の時代」の予行演習があった

実は1802年から2020年にわたる土の時代の中で、例外的に風の星座のひとつである天秤座にてグレコンが起こった時期があります。

それが1981年から2000年の20年間で、いわば「風の時代の予行演習」だったともいえるのですが、そのときに起こった象徴的なできごとが、「バブル」であり、「インターネットの普及」でした。

これから約200年続く「風の時代」をどう生きるか

かっちりとしたシステムの中での、欠点の少ない「ものづくり」やそれによって大きくなっていった会社というシステム。

そんな土の時代を象徴するような、日本がこれまで得意としてきた商売のやり方や社会のシステムは、1981年から2000年の「風の時代の予行演習」の間に起こったバブルやインターネットの到来によって、大きく揺さぶられ、社会の変化のスピードもますます早まっていきます。

さてここで、これからやってくる風の時代を知るために、土とはいろいろな意味で対照的ともいえる風という元素について見ていきましょう。

まず火、土、風、水の4つの元素の中で、風のグループは、双子座、天秤座、水瓶座の3つの星座で構成されています。
この3つの星座の人々の資質から、風の特徴を抜き出してみます。

風の元素の特徴

  • 目に見えないもの
  • 思い立ったらすぐ行動
  • 共感と社会貢献を重視
  • グラウンディングが苦手で根無草(ねなしぐさ)になりやすい
  • 空間の制約がない
  • 自由を好む
  • ムードを重視
  • 上下関係より横や斜めの関係
  • 対等さを好む
  • 継続力やスタミナが不足気味
  • 夢ばかり語って現実の数字を見ないことも
  • コミュニケーションが得意
  • 情報収集力がある
  • コミュニティやサークルと相性が良い

このような特徴を持つことから、風の星座である、双子座、天秤座、水瓶座というのは、コミュニケーションが得意で、行動が早く、またその場のムードドメーカーになりうる人たちであるということがいえます。

だからこそ、一時的な風の時代だった1981年~2000年のわずか20年の間で、バブルが起こってはじけ、またインターネット文化が瞬く間に広がっていったという見方ができるでしょう。

その後、2000年には土の星座である牡牛座でグレコンが起こり、そこから2020年の今まで、土の時代の最終章となる20年の揺り戻しがありました。

しかし、その間にもインターネットやSNSといった、風の特徴を体現するような分野の成長と影響はすさまじく、とくにGoogle、Apple、Facebook、AmazonのGAFAなどは、情報のプラットホーム化をいちはやく進めることで、世界市場を席巻していきます。

ただ、ここで注目すべきは、GAFAなどの企業精神のあり方です。

実のところ、コンピューターやインターネットという風の要素をビジネスモデル化して、大きな成功を収めているとはいえ、Apple創始者のスティーブ・ジョブズは魚座で水の資質の持ち主であり、Facebookのザッカーバーグは牡牛座で土、Amazonのベゾスも山羊座で土、というように、太陽星座だけで見てはいるものの、風の資質をもつ創始者はこの中にはいません。

ところが、ここにひとり注目すべき人物がいます。

Netflixの共同創始者兼CEO リード・ヘイスティングス

Netflixの共同創始者兼CEOであるリード・ヘイスティングスは、風の星座である天秤座生まれであり、彼が手塩にかけて育てたNetflixはコロナ禍の世界で高収益を挙げる企業として今、大注目を浴びています。

そんな彼と彼の率いるNetflixの企業文化から、まずは風の時代を生き抜くヒントを探っていきたいと思います。

「風の時代」を生き抜くヒント

リードはNetflixの前身であるコンピューター会社での失敗をもとに、クリエイティブでイノベーティブ、そして世の中の変化に迅速に対応できる企業であり続けるために、ルールや管理プロセスを減らし、社員の自由度を高くすることを重視したのです。

ですが、会社も生き物であり、日々成長する過程で、ルールや管理プロセスがなければ組織がカオスに陥ることは必至です。

そんな中、リードは土台として2つの要素を強化します。

1 組織的に「能力密度を高めること」

つまり、優秀で自発的に動ける人材のみを集めること、を意味しています。

2 「率直さを高めること」

社員同士が前向きなフィードバックを常日頃からやりとりすること。

この2つの要素を、段階を踏んで強化していくことで、ルールと管理プロセスといったコントロールを減らしていくことが可能になり、その先に「自由と責任」のカルチャーが生まれ、それが一流の人材を引き寄せるという好循環を生み出すのだとリードは言います。

このことからわかるのは、「風の時代」はうつろいやすく変化に富む時代で、そこで従来のような上司の承認を得てからでないと何ごとも進まないというスピード感では太刀打ちできないということ。

日本でも最近やっと「ハンコ廃止」という流れがやってきました。

Netflixで取り入れられた仕事のすすめ方とは

アイディアを思いついたらすぐ実行できるように判断は担当者に一任すること
普段から上司か部下かを問わず、社員同士が前向きなフィードバックをやりとりできる土壌をつくること

この2つは、まさにこれからの「風の時代」にふさわしいものだと感じます。

風の時代を生き抜くために、大切にすべきキーワード

さらに、このNetflixの企業文化からは、私たちがこれから200年間続く風の時代を生き抜くために、大切にすべきキーワードがいくつか浮かんできます。

「自由」、「心地よさ」、「変わり身の早さ」

これらが風の要素が体現するキーワードです。
まさに風の元素の特徴を体現しています。

ただし、天秤座で風の資質をもつリード自身も語っているように、「自由」を得るためにはそれ相応の大きな「責任」が付随します。

また自分にとって憧れの「心地よさ」を得るためには、「能力を上げて、欲しいと思われる人材になるよう努力すること」も大切になってきます。

さらに「変わり身の早さ」を実行するには、完成するまでひとりで頑張るよりも、動きながら人からフィードバックをもらい、適宜変化させていくという柔軟性が必要です。

風の時代では複数のキャリアを築く人生に

以上の3つの中でも、特に「変わり身の早さ」は、これからますます大切になってくる旬のキーワードです。

というのも、医学はもちろん栄養や環境の進歩によって、人生100年時代が到来する今、会社の寿命より個人の寿命のほうが何倍も長くなり、私たちはひとつのキャリアだけでは足らず、複数のキャリアを携えて生きる流れへと向かいつつあります。

多くの可能性を活かすために

西洋占星術で個人の資質や未来予測などに使うホロスコープは、その人が生まれたときの天体の位置を映し出したものなのですが、そのホロスコープ上には、その人が今回の人生で成し遂げることのできる多くの可能性が示されているのですね。

つまりは、これまでの土の時代で主流派だった、ひとつのキャリアで人生を終える生き方では、ホロスコープの示す可能性の一部分しか活かさないままで終わってしまうということなのです。

しかし、これからの風の時代にふさわしい複線的キャリアを築く人生では、ホロスコープが教えてくれるあなたの可能性をすべて実現できるようになるかもしれません。

そう考えると、なんだか楽しみになってきますよね。

つまり、まずは土台となるキャリアを持ち、自由と背中合わせの責任をしっかり背負った上で、挑戦したいキャリアにも、変わり身早くトライしていく。

そうやって、前向きに自分の人生を構築していくことで、自分のまわりに理解者を増やし、さらに能力を磨き、心地よい人生を歩んでいく。

そんな好循環を、社会の変化の波に上手く乗りながら、実現していけたらいいですよね。

目の前に迫る風の時代を賢く生き抜くヒントとなりましたら幸いです。

本質開花カウンセラー 斎藤 敬子

・創始者James Wanless博士認定の国際認定カウンセラー 本質開花カウンセラー&コーチとして、女性の生まれ持った本質的な力と、クライアント独自の特質...

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